一猟一会

単独猟をするサラリーマンのブログ

単独忍び猟日記・1月10日

さて、先日に引き続き

平日忍び猟としけこんでまいりました。

いやぁ。いいですね平日。

しかしですね。
何でなのか、僕が山に入るとなるとなぜか天気が悪くなる。

えぇ。
天気予報では晴れ予報なのに、
実際に山に行くと雪が降るんですよね。

お陰様で、出猟するたびにウリカちゃんを分解清掃しなきゃならんもんで
もはやゼロイン狂いまくってるんじゃないかと心配なんですが、
その辺は、京北射撃場の社長の
「ベレッタは精密に作られているんで、機関部からバレル抜いたってそこまでゼロインがズレることはないと思いますよ」の一言が心の支えです。

と、言うわけで、
今回も安定の悪天候でした。

R.2.1.10 雪時々晴れ 最高気温8℃ 最低気温2℃

前回は、いつもの山の雪山チャレンジとなっておりましたが、
今回は、以前からずっと気になっていた山へ。
この山は、標高もさほど高くなく南北に連なる尾根。
林道をうまく使えば北の尾根から入り南下しながら攻められるというところ。

ただ、
いかんせん初めて入る林道なもんで、
どんなもんかわかってないまま入るわけでして。
すごく不安だったんです。

うん。めっちゃ怖かったです。
あと4寸タイヤがはみ出したら死ぬんだな。みたいなところが2つありまして。
泣きながら登りました。

登った先には。そう!
さっきまで降っていなかった雪!!

f:id:tsuriyakanehachi:20200110221659j:plain


ちょっとわかりにくいですが、ヴぁっさーっと降っています。
とりあえず。
このコンディションでサクっと入る気にもなれず、
ちょっと待つことに。

すると20分もしないうちに雪があがったので入山。

f:id:tsuriyakanehachi:20200110222112j:plain


とりあえず尾根まで気合で登り、ウリカちゃん登場。

今回は、北から南にはしる尾根なので、
東西の生える小尾根を徹底的にやってやろうじゃないの作戦。

まぁ。いつもは降りないような子尾根でもしらみつぶしに行ってやろうじゃないの!
っていう。ね。

f:id:tsuriyakanehachi:20200110223648j:plain

 

入ってすぐにいい感じです。
何て言うか、
9~8合目くらいまでは頑張れば横歩きできるくらい。

傾斜のきつい尾根だと、斜面に出ることすら滑落しそうで怖いんですけどね。
ここは意外といける。

そしてこの山、
鹿のフンがいたるところにある。
こっちにフン。あっちにフン。足元にフン。

期待は高まる。

f:id:tsuriyakanehachi:20200110224147j:plain


霧で視界無くなりました。


さっきまで雪だったのに晴れてきましてね。
あたり一面真っ白になりました。
そしてお決まりなんですが、木の枝や葉に積もっていた雪が溶け、
雨の様に体へ落ちて来ます。

寒い。冷たい。うるさい。

えぇ。もぉ。最悪のコンディション。
山肌の雪は氷のようになりズルズル滑る。
溶けた雪が山肌に落ちる音がややこしい。静かに歩くという事すら難しい状況に。

それでも、
極力静かに。無駄な音は出さないように歩きます。

それでも、
シャーベット状の雪がオンザ枯れ葉なもんで、
ズルズルすべっちゃってもぉ。全然忍んでなかったって言う。

f:id:tsuriyakanehachi:20200110225149j:plain


そのせいもあるのか、いい感じの雰囲気なのにまったくもって出会いがありません。
気配はめちゃくちゃあるんですけどね。全然出会いがない。

f:id:tsuriyakanehachi:20200110225820j:plain

そして、また雪が。。。
そしてまた晴れる。。。


冷たい。寒い。うるさい。
結局、頭から足までビチョビチョになりましてね。
寒いのなんのってコレ。

もう限界!

という事で、車に戻ることにしたんですが。
道中気になるところがありまして。

途中、尾根から少し降りたところにフラット気味な獣道がありまして。
でも、降りるとその後登るのが大変だな。
と、降りなかったところがあったんです。

まぁ、後は帰るだけだし、最後の気合入れるか。

少し薄暗い斜面に所々日差しが差してる。いい雰囲気だ。
そして、ゆっくり獣道を歩き進める。


鹿がおる。

えぇ。

ん?なんだアレ?
と思い、双眼鏡で覗いてみると。
木の真ん中くらいから顔が生えとる。

おぉぉ!鹿や!鹿やぁぁぁん!!

静かにボルトレバーを引き薬室1発。マガジンに1発入れた。
『カ・・チ・・チャ。』ボルトリリースボタンを押しつつ静かにしめた。

スコープで覗くも、少し遠い。
50m以上はあるだろう。
少し近づく事にした。一歩。二歩。少しづつ距離は縮まる。

よし。そろそろか。と言うとき。

走られた!

マジか!
こっちには気づいていないはず・・・!

すると、少し遅れて『何か』が走った鹿の後ろを追いかけてきて
ちょうど先ほどまで鹿のいた場所で止まった。

え!?犬!?

薄暗い斜面の中
その『何か』は日差しの当たる位置で止まって
こちらの様子をうかがっていた。

一瞬ではあったけど、その何かは、僕には
ピンっと耳の立った白く小さいものに見えたのだ。

走り去った鹿を追いかけていたようにも思えた。


くそ。犬かぁ。
ってことは、ここ、巻き狩りやってんのかぁ。
と。無防備に立ち上がり、音も気にせず脱包した。

しかし、
その『何か』は動こうとしない。

犬なら一時こちらが気になったとしても鹿の後を追うだろう。
ん?っていうか、鳴くだろう。鳴かない犬なんか?

疑問が頭の中を駆け巡る。

もう一度その何かを双眼鏡で確認することにした。
顔はちょうど枝葉で隠れ見えないが、
体は白・・・ではない。
むしろテカりのある黒っぽいようなコゲ茶のような・・・

鹿じゃね!?
こいつも鹿なんじゃね!?

しかし、まだ確信はない。

獲物である確信が無ければ装填しない。そう決めている。

枝葉を境ににらめっこが続く。そして、顔が見えた。

・・・鹿!!

 

やっぱり鹿やったんか!

なんで犬に見えたんだ俺のバカやろぅ!

 

慌てて薬室に弾を込めた。『カ・・チ・・チャ』
その瞬間、鹿はカサカサ。っと樹木に隠れていった。

大丈夫。走ってない。
遠くへは行ってないはず。

鹿が動いた方向へ平行に移動した。少しして、
よし!いた!!

座射の姿勢をとりスコープで鹿を覗き込んだ。
少し遠い気もするが、イケそうだ。
しかし、顔は見えるがバイタルが見えない。

バイタルが見えたら撃つ。

セーフティーを外した。一発勝負だが、準備はできてる。

来い。来い!と心では叫んでた。

すると、その鹿とは別の鹿が走った。
正直、え!?オマエどこにいたん!?ってなった。
気を取られた瞬間、レクチル内にいた鹿も走りだす!

一呼吸遅れた。慌ててスコープで追う!・・・も。

 

撃てず。

いやぁ。
木々が立ち並んでる中のランニングターゲットは至難の業ですよ!

木に中るかもしれないですし。
このへんかな。と、適当に撃つなんて出来ないですしね。

走る方向をある程度予測して、木々の隙間を狙って・・・。

とやっても、思った通りの所に鹿が通らなかった。

 

見つけるのも難しいが、撃つのもまた難しい。

 

そのあと、
飛んだ鹿が「ピィー!」の警戒鳴き。
すると、右から左から下から「ピィー!ピィー!」

めちゃくちゃおるやないか。
鹿。この面にめちゃくちゃおるやないか。

 

こんな場所本当にあるんだなー。と、少し興奮したまま、下山。

悔しい思いはあれど、名残惜しいという気持ちは無かった。

また必ず来るからな。

 

そんな気持ちのままその山を後にした。

 

帰りの道中、『あと4寸はみ出たら死ぬポイント』が運転席側に来るので、
号泣しながら帰ることになり。

 

やっぱ、

もう来たくないな。と思いました。

 

 

ありがとうございました。



ぽちっ。として頂けると
いい歳したおっさんが「ヒャッホウ!」なります。
  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

 

 

 ツイッターもよろしくお願いいたします。

つりやかねはち (@tsuri_gane) | Twitter