一猟一会

単独猟をするサラリーマンのブログ

単独忍び猟日記・2月29日

いやぁ。
前回の出猟でついに初の猟果がありまして。

非常にテンション高く出猟することになりました。

頭目獲りたい。

えぇ。
なかなか苦労して1頭獲れたわけなんですが、
この調子で2頭目も獲りたい。というのが正直なところ。

今思えば猟欲が溢れんばかりなんですけども。

張り切って行ってまいりました。

 

2月29日・雪のち雨・最高気温6℃ 最低気温2℃

 

f:id:tsuriyakanehachi:20200229071153j:plain


雪!

 

えぇ。
前日の朝と夜に雪が降りまして。
4年に一度の2月29日は雪景色となりました。

ちょっと困ったぞ。

前回は、冷え込みはキツかったものの天気は晴れ。
日差しは春がすぐそこまで来ていると知らせてくれているような温かさ。

状況が違い過ぎる。

少し歩いてみましたが、
気配もなく、足跡も見つけられませんでした。

降りてきてないのかもしれないな。と、

車で林道をグイグイ進み、奥へ。
今回は少し標高の少し高い山から低い山へ。
尾根を奥から攻めるルートをとりました。

f:id:tsuriyakanehachi:20200229110604j:plain


尾根まで登るだけで汗をぶりぶりかきました。

尾根に到着してからウリカちゃん登場。

猟期もあと少し。あと1頭!
よろしくお願いします!ウリカさん!!


さて。
居れば見つけやすいと言われる雪山です。
期待は高まります。

f:id:tsuriyakanehachi:20200229114513j:plain


いますねぇ。

どうもここの鹿は土を掘り返して木の根の皮を食べているようですね。
こういった掘り返した後はちょくちょく見られます。

雨も降りだし、ハードなコンディションですが、
こういった状況で獲れると大きな自信につながると思い、むしろ気合が入りました。

さて、
この鹿は僕に気付いてここを動いたのか。
それとも動いてから僕がここを通っただけなのか。


いつも思うのですが、
雪山は非常に難しく感じますね。

特に、歩く音。

枯れ葉を踏むカサッという音も、小枝の折れるパキッという音も、
風が吹いた時。小鳥が飛び立った時。雨が落ちる時。等。

山ではよくある音。だと思うんです。

しかし、雪となると違います。
今回、雨の雪山で確信しました。

雪を踏みしめる音。

グググッ。グググッ。っていう。

これはなかなか無い音なんですよ。

あるとすれば、
動物が移動する時くらいでしょう。

その中で、
蹄のような小さい面積で踏む場合と、
靴のような大きい面積で踏む場合とでは音の違いは明らか。

この、グググッ。は鹿にとっては熊か人間か。
間違いなく警戒すべき音。という認識なのではないかと思いました。

 

f:id:tsuriyakanehachi:20200229120025j:plain


足跡の雪が踏み固められて氷上になっていたので、
比較的新しい足跡と思われます。

小さいの1頭と大きいの1頭。

 

f:id:tsuriyakanehachi:20200301153219j:image

 

かなり近づいていてきた・・・と思う。

 

と、言うのも。
今まで僕は鹿に追いついたことがない。
えぇ。
いままで4度雪山に入りましたが1度もないんです。

だからこそ、今回こそは!

しかし、
いくら気を付けてもグググッ。
ゆっくり体重をかけてもグ。グ。・・グッ。

う・・・うん。ちょっとイライラする。

他にも足跡はありましたが、この足跡が一番新しそうだったので追跡を継続。

 

 

 

f:id:tsuriyakanehachi:20200301153233j:image

 

あ。
気付かれた。

 

ここでグルグルまわってこちらをうかがってたのか。
それとも足跡をごまかすためにウロウロしたのか。

 

f:id:tsuriyakanehachi:20200301153248j:image

 

雪の上に土が跳ねている。
ちょっと早足になったか。追いつけるだろうか。

 

 

f:id:tsuriyakanehachi:20200301153314j:plain

 

 残念。

 結局、3時間以上は足跡を追ったんですが鹿の姿を見ることはできませんでした。

うーん。難しい。

いや、わかってはいましたが。
天候によって鹿の行動は違う感じがしますね。
と、いうより、行動する時間と範囲。と言いますか。

足跡の多くは、晴れの日にも使っているような大きな獣道。
少し外れたところの小さな獣道を歩いていた鹿は、
尾根を登ろうとするも雪で滑った跡もありました。

雪や雨の時のほうが大きな獣道を使う。

そして、移動範囲は狭く山の中。の印象ですね。

いくつかの足跡を辿ってみましたが、
ほとんどは尾根をまたいで斜面へと続いていました。

人里の方に降りる足跡は一つもなかった。

全て尾根を上がるか横切るか。
時間帯もあったのかもしれませんけどね。

午後4時頃から最後の勝負とばかりに小さな尾根に陣取り。
大きな獣道を見渡せる場所で待ち伏せすることにしました。

雨は雪を溶かし。山肌に積もった枯れ葉が姿を現しています。
夕方以降に降りてくるなら可能性はある。
そう信じて待ちます。

暗くなるまでに車に戻るには、遅くとも17時には歩き出さないとヤバイ。

制限時間は1時間もない。

獲れたら・・・どうしよう。

いや、考えまい。
最悪の場合、ヘッデンはある。
かなり遠回りになるが山を登らずに林道から車まで行ければ遭難の心配も・・・。
いや。

考えまい。

 

じーっと待った。
雨の音。風の音。鳥の声。羽ばたく音。キツツキ。リスもいた。
自然に耳を傾け目を泳がしていた。

やはり、雪を踏みしめるような音は聞こえない。
カサカサ。カンカン。ドサ。ガサ。パキ。

やはり、グググ。という音は聞こえない。

うーん。雪山は難しいな。なんて考えていたら。

あっという間に17時を超えていた。

ヤバイ。早く車へ戻ろう。

車に着いたのは18時少し前。
暗雲のせいか、もうすでにあたりは薄暗くなっていた。

 

やっぱ暗い林道は怖い!!

 

濡れた服もお構いなしに車に乗り込み林道を抜けた。
そして、アスファルトで舗装された道路の街灯の下に車を止め。
少し冷たいが、乾いた服に着替えてから帰路についた。


帰り道。ふと思った。

どうやら僕は雪山に苦手意識が芽生えた気がする。


えぇ。
足音もそうなんですが。
何より、雪によって獲物の足跡が見えてしまうじゃないですか。

どうしても目の前の足跡に気を取られてしまう。
足跡を追ってやみくもに進む。
注意がいきわたらなくなっていたのがわかった。
戦略的なものは何も無く、ただ足跡の上を歩いていただけ。

いいところなし!


もちろん、今日得たものはある。
得たものはある。が・・・。

解決策は思いつかない。

正直、日が昇るまでに片道2時間以上かかる尾根を歩き、浅い谷間の濃い獣道付近で待ち伏せすればそこそこの確率で獲れるかもしれない。

逆もしかり。
日が暮れる直前まで片道2時間かかる浅い谷間の濃い獣道付近で待ち伏せすれば、鹿は通るかもしれない。

雪や雨で足元が悪く、急な斜面が危険なのは人間だけではなく。
獣も同じ。そんな日は足場の良い獣道を選ぶはずだ。

しかし。
まぁ。コレ。

そう簡単にできるもんじゃない。

雪山は危険だ。説明するまでもない。
暗い山は危険だ。説明するまでもない。

えぇ。

危険が凄い危なくて危険。

 

いやぁ。
どうしたもんですかねぇ。

今期はもうさすがにないとは思いますが。
来期は・・・どうなんでしょうね。雪・・・心配です。

 

来期も暖冬であってほしい。なんて、
無粋な考えも生まれちゃったりなんかして。

 

今期山に行けるのもあと数回。
なんとか2頭目獲りたいところです。

 

 

ありがとうございました。

 

 
クリックして頂けると
モチベとやる気が上がりながらアップします。
⇩⇩⇩⇩⇩⇩
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村


ツイッターもよろしくお願いします。
つりやかねはち (@tsuri_gane) | Twitter