一猟一会

単独猟をするサラリーマンのブログ

僕の狩猟のナイフの考え方。

さて、

皆さんは、『狩猟のナイフ』というとどのようなナイフを思い浮かべるでしょうか。

やっぱ、腰にぶら下げるようなでっかい包丁ぐらいありそうなナイフでしょうか。
それとも分厚い短剣のような長く鋭いナイフでしょうか。

どちらにしても、

デカい!重い!強い!!

というイメージを持つ人も多いのではないかと思います。

もちろんそういうナイフもあります。
いや、ナイフというよりも
日本らしく『刃物』と呼んだほうがしっくりきますね。

フクロナガサや剣ナタがこれに該当すると思うんですが。

そんなデカイ刃物を狩猟でどのように使うのか。

その辺も踏まえて、今回は僕の狩猟のナイフの考え方。について書きたいと思います。

 

狩猟のナイフとは

狩猟のナイフ・・・。
狩猟のナイフってなんでしょ。

狩猟専用のナイフと言ってもなぁ。

うーん。なんともしっくりきません。

まぁ、実際、狩猟専用のナイフというものは存在しないと思います。
フクロナガサも剣ナタも
キャンプで使ってたり、渓流釣りに使用している人もいますし。

『狩猟のナイフ』という定義自体がなんか変な気がしています。

 

ナイフはどんな時に使うのか

では、実際、現場でナイフを使用する場面ってどんな時か。

そうですね。
獲物が獲れた時。でしょうね。

まぁ、狩猟のスタイルにもよるとは思いますが。

僕は、狩猟の最中に焚火をすることはありませんし、
大きな刃物を振り回して藪の中を突っ切る事もしませんので、
ナイフを使うのは獲物を捌く時だけです。

そう、獲物が獲れないとナイフの出番は無い 。

 

ナイフの用途

僕がナイフを使用する時は獲物が獲れた時です。

大きく分けて用途は3つ。

刺す・切る・剥ぐ。

 

刺す

これは放血する時の使用します。
首の頸動脈を切って放血する方法もあるんですが、
僕はまだまだ未熟極まりないため、まだチャレンジしていません。

首の付け根あたりから、気管を切らないように心臓めがけてブスリといきます。

いまのところ、これで心臓付近の動脈が切れて放血できています。

 

切る

これは、2つ項目としてはあるんです。

まず、内臓を出すさいに、腹を切る。

腹膜を傷つけずに皮だけを切りたいので、
刃の薄いメスのような刃物が適していると教えられました。

そして2つめが、肉を切る。

正確には、骨から肉を外していく。という方が的を得ているかもしれません。
他にも関節を切り離したり、胸骨と肋骨を切り離したりするので、
骨切りナイフと呼ばれる、小回りが利いてかつ強い刃物が向いていると思います。

 

剥ぐ

これは、そのままですね。

皮を剥ぐ。

鹿くらいならどんな刃物でも結構簡単にできると思うんですが、
脂のノった猪だとスキナーナイフのような
丸みのある刃物でないと、けっこう脂をざっくりやってしまったりします。

カッターナイフで猪の皮を剥いでいたら、思いっきり脂を削いでしまい、
『肉よりその皮の方が旨いんじゃねぇか?』と言われた事があります。
(僕の地域では湯剥きはしません。)

 

僕のナイフ

以上の点を踏まえて、僕が狩猟で使っているナイフをご紹介します。

ストレス無く使用できているので、自分的にそこそこ満足しています。

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僕のナイフセット

 

上・折り畳み鋸

鹿の角を持ち帰る時。
胸骨と肋骨を切り離す時。
骨盤を割る時。に使用しています。

めっちゃ便利でこれが無いともう解体できない!
くらいに気に入りです。

 

右・放血ナイフ

放血の時にしか使用しませんが、
腰から下げているので、
飛んでも跳ねても転んでも、ナイフが落ちないシースがお気に入り。

刃渡りが15㎝くらいですが、
ヒルトまでブスリと刺して、くいっと動かしてから抜くと
今のところ放血できています。

 

中・クラフトナイフ

解体時のメインのナイフ。
腹を切る時もよく切れて、小回りが利く。

切っ先が直線なので、馴れは必要かもしれませんが
欠けても替え刃があるのでストレスなく使用できます。

ちなみに、クラフトナイフの替え刃も研いで使用しています。

 

左・スキナーナイフ

猪が獲れた時用のスキナーナイフ。

まだ一度も使用していませんが、
以前、猪の解体の時に同じ物を貸してもらったことがあったので、
同じものを購入。

早く自分が獲った猪で使用したいものです。

 

さいごに。

と、まぁ。
こんな感じで、僕はでっかい刃物は使用していません。

そもそも、僕が解体を教わった方は全部カッターナイフでやってましたからね。

血抜きは首から。皮を剥ぐのも肉を切るのも全部カッターナイフ一本。

なので、僕の場合は最初から
狩猟=デカい刃物ではなく狩猟=カッターナイフだったんですよ(笑)。

そこから、

どういう状況でどういう風に使いたいのか。

持ち歩く道具は極力減らしたいので、不必要な要素はなるべく除外していこう。という、引き算的な考え方になりました。

そして、自分なりに考えた結果、今に至る感じです。

あと、全ての刃物に言える事で、最も大切なことがあります。

研ぐ事。

どんなに高級な刃物でも、研がなければただのナマクラです。
逆を言えば、僕の持ってるような安い刃物でも
しっかり研いでやれば、きちんと仕事をしてくれます。

あなたが狩猟で使うナイフはあなたが好きなもので良いと思います。

それがモチベーションになったりしますもんね!

ただし、最も大事なのは値段でもなく作家さんでもなくメンテナンス。

ナイフを買ったら、まずは研ぐことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

ありがとうございました。

 

 
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